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【出産レポ】出産とその後の救急搬送について

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前回のブログでは、破水から陣痛までの話を書きました。今回は出産の様子と、出産後に起きたトラブルのお話です。トラブルとは出産後、救急救命に搬送されたまでの内容になります。

 

前回からの続きです。

私が書いている症状は稀な症状で、あまり該当される方は少ないかもしれませんが、万が一同じような症状が出た方がいれば、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

 

 

子宮口全開。いよいよ出産

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14時30分

いよいよ子宮口全開です。

 

「痛い痛い。あああああああ」

 

陣痛の度にお腹に激痛が走ります。呼吸法と頭の中ではわかっていますが、痛すぎて身体が反り返ってしまいます。

 

助産師さんは、呼吸法や姿勢をずっと横でアドバイスしてくれたり、マッサージをしたりしてくれました。

 

「体を反らせないで。呼吸呼吸。声を出さずに。目を開けて。お腹の方をみていきんで。上手ですよ!」

 

助産師さんのいきむ合図に合わせていきみます。

いきむ間はお腹の陣痛は少しましになりましたが、今度はすごい力で子宮の出口に圧がかかる感じがします。

明らかにサイズ的に絶対に無理なものを出そうとしている感じでしたが、力を振り絞っていきみました。

 

1人目は、早い段階で会陰切開されましたが、今回はもう無いのかなぁと思っていると、頭が出る直前に1ヶ所バチンと切られました。

分娩に必死で、会陰切開は全く痛みを感じませんでした。麻酔されたのかも記憶にありません。

 

第1子時の出産の感覚を身体が覚えていたのか順調に赤ちゃんは降りてきて、2、3回いきむと頭が出てきました。

 

14時55分

最後の一踏ん張りで、一気につるんと赤ちゃんが出ました。

痛みからも解放されてスッキリ爽快な気分です。

 

子宮口が全開になってから、約30分で生まれたスピード出産でした。

 

出てきた瞬間「おぎゃー、おぎゃー」と大きな産声をあげてくれたので一安心。

 

赤ちゃんは3095グラムの元気な男の子の赤ちゃんです。

 

綺麗に身体を拭いてもらって、着替えさせてもらっている赤ちゃんの姿を微笑ましく見ていました。その後は、赤ちゃんと一緒に写真を撮ったりと、暫く和やかな時間が流れました。

しかし、和やかな時間もここまででした。

 

 

胎盤が出ない!?

その後、胎盤の処理をしてもらっていました。第1子の時は、出産からすぐに胎盤も排出され、すぐに会陰の縫合に入りました。

 

今回は、胎盤を出すのにすこし時間がかかっています。出産の時には笑顔だった先生の顔が真剣な顔になっています。

 

「ちょっと痛いですよ」と言われ、子宮に手を思いっきり突っ込まれました。

 

「痛い!」

 

出産を終えて、完全に終了モードの私は、あまりの痛さに悶えていました。

 

助産師さんや看護師さんが私を押さえ込んでいました。

手を入れられてぐりぐりされても胎盤は出てきません。

 

胎盤を出そうそとへその緒を引っ張っている時に、へその緒が切れて胎盤と共に子宮に入ってしまいました。

 

その間に、私からは大量の血が流れ出ていたのでした。

股の間から、生暖かい物がだらだらと流れていく感覚がありました。

 

ぐりぐりが、これまた激痛。痛かった陣痛からやっと解放されたかと思いきや、手を入れて子宮をぐりぐりされるのは、陣痛並みに痛い。

 

「痛いー!ああ、痛いー!」と始めのうちは叫ぶことが出来ました。

 

そしてその後、急に力が入らなくなり、気分が悪くなってきました。

 

手足がガクッと垂れ下がり、胸のあたりが気持ち悪くなり吐き気がしました。

 

何かに押さえつけられている訳ではないですが、分娩台と自分が同化するのではないかと思うくらい、重力がズンッとかかるような感覚でした。

 

 

コードブルー発令

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いつの間にか気づくと、医師や看護師など10人以上の人が分娩室に集まっていました。

 

後で聞いたところ、「1棟4階産婦人科、コードブルー」と召集がかかったとのことでした。コードブルーとは、患者が急変し、救急蘇生法の実施が必要と考えられる場合に使われる院内救急招集コールのことです。

 

コードブルーがかかると、近くにいる医療従事者は現場に駆けつけるそうです。

 

産婦人科の場合はお産に関わる緊急事態が多く、お母さん赤ちゃん共に絶対に助けないといけないという想いを持って駆けつけると、看護師さんが後で話してくれました。

 

耳に入ってきたのは、「血圧上60台、下40台」という言葉。出産までは血圧が高めと言われていたのに、これは私の数値?と思いました。

 

大量の出血で、血圧が急激に下がっていたのでした。

 

「バイタルチェック」

 

「血圧上60、下40です。意識レベル低下」

 

「血圧低い。昇圧剤投与。」

 

現場は緊迫した雰囲気が流れています。

 

血圧を上げるために昇圧剤が投薬されました。眠いような感じで、目も開けられなくなりました。恐らく意識レベルが低下していたのだと思います。股からは出血している感覚だけがずっとありました。

 

また、氷袋のようなものでお腹を冷やされ続けていました。子宮が収縮しやすいようにお腹に冷やすものを置くようです。

お腹が痛いのと、急激な寒気に襲われて、全身がブルブル震えました。

 

不思議なことに意識はあり、周りの会話を聞いていました。

 

 

救急搬送決定 

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酸素マスクをつけられ、私はB型ですが、一旦は誰にでも輸血できるO型の輸血がすぐに始まりました。

 

「出血量はどれくらい?」

「出血3309mlです。」

 

緊迫した状況がずっと続いていました。

出産時500ml以上の出血があれば、出血多量となるそうです。輸血は開始されていましたが、この時点で私の体内にある血液がほぼ出たくらいの量になっていました。

 

「◯◯さん、大丈夫ですか?聞こえますか?出血がひどく、今から違う病院に救急搬送して、治療することにします。救急車が来ますので、もう少し頑張って下さいね。」

 

私が出産した総合病院では、対応に時間がかかり、輸血が足りないかもしれないため、救急救命のあるさらに大きな総合病院に搬送されたされることになりました。

 

まさか救急搬送されるとは思っていなかった私。「私ってそこまで悪いの?」とこの時初めて思いました。

 

そして頭の中には、長男、今生まれたばかりの次男のことが真っ先に浮かびました。

「私どうなるの?もうこの子達と会えないのかな」

 

その気持ちを察したかのように、1人の看護師さんが声をかけてくれました。

 

「生まれた赤ちゃんはここで責任を持ってお世話します。お母さんが戻ってくるまで待っていますね。少し離れるけど、お母さん頑張ってくださいね」

 

この言葉にすごく勇気づけられ、安心しました。

 

救急車で転院先へは、30分。輸血をしながらの搬送でしたが、救急車の中でもさらに1000mlの出血。運ばれるまでに4000ml以上出血していました。

 

救急車で運ばれる間、お腹はズキズキと痛み、股の間からは生暖かい血が出る感覚、会陰切開された傷もチクチク痛みました。

道路の凹凸で少しでも救急車が揺れると、身体に相当こたえます。

 

眠気が襲ってきましたが、ここで寝てしまうと永遠に目が覚めないような気がして、必死に寝ないようにしていました。

 

 

最後に

今回は出産から救急搬送になったまでのお話でした。

無事に赤ちゃんを出産したのも束の間、思いもよらない大量出血となり、出産は本当に命懸けということを身をもって体験しました。

次は【出産レポ】救急搬送後「癒着胎盤」の処置と経過についてに続きます。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。