私にとって旅は、非日常の異空間で現地の熱気に身を任せて時間を過ごすことです。
少しでも長く旅でもらうエネルギーを感じていたいと、現地で採れる宝石を買って帰るようになりました。
そのきっかけとなったのがインド旅行です。今回はインド編です。
訪れた場所
インドのゴールデントライアングルと呼ばれる都市を周りました。
インド北部に位置するデリー、アグラ、ジャイプールはゴールデントライアングルと呼ばれます。この3都市に世界遺産が集まっており、初めてインドを訪れる人や、短期間で多くの魅力を感じたい人にはおすすめのコースです。
私も初めてのインドということで、ゴールデントライアングルを訪れることにしました。
デリー
インド北部に位置する首都で、インドの旅の玄関口となっています。私は、関空~香港経由~インドに入りました。
デリーの周辺には、各時代の支配者の墓廟や城跡が多く残っています。
フマユーン廟(世界遺産)
インドで最初に建てられたペルシャ系イスラム建築様式の墓廟です。「タージ・マハル」の建築様式に影響を与えたと言われています。どこから見ても同じ形になるように設計されているそうです。
クトゥブミナール(世界遺産)
インド最大のミナレット(塔)です。12世紀末にスルタン・クトゥブウディーン・アイバクがヒンドゥー教から勝利した記念として建てられました。
ヒンドゥー教寺院を破壊しその石材も使われたので、ヒンドゥー教の神ガネーシャの彫刻などが刻まれています。ヒンドゥー様式とイスラム様式が混在した建造物になっています。
ラクシュミーナラヤン寺院
大理石と赤砂岩を使って建てられたヒンドゥー寺院です。多くのヒンドゥー教の神様が祀られていました。
カメラや携帯の持ち込みが禁止されてたので、外観の写真しか撮れませんでした。
インド門
高さ42メートルもある門です。第一次世界大戦で戦死したインド人兵士の慰霊碑として建てられました。
ジャイプール
ジャイプールはインドのラジャスタン州の州都です。デリーの南西約260キロに位置しています。
ジャイプールは約10キロの赤い城壁に囲まれ、別名「ピンク・シティー」と呼ばれています。
私はデリー→ジャイプール→アグラ→デリーというルートで周りました。すべてバスでの移動でした。
ハワ・ハマル(風の宮殿)
「ピンク・シティ」と呼ばれるのにふさわしい、ピンクの建物です。
一般人に姿を見せてはいけない宮中女性たちのために建てられたもで、その宮中女性たちが外の様子を覗けるようにと、小さな窓がたくさんついています。
シティ・パレス
なんと、今もマハラジャが暮らしている住居です。一部が博物館や展示館となっています。住居部分も恐らく豪勢な造りになっているのでしょう。
ここで最も有名なのは、世界一大きい銀製壺です。ギネスブックにも「世界で一番大きい銀製品」として登録されています。本当にとても大きいです。
1902年、当時のマハラジャが渡英した際に、この銀の壺にガンジス河の水を入れてイギリスまで持って行ったそうです。
アンベール城(世界遺産)
ラジャスタン州の州都ジャイプルの北東11kmの丘の上に建てられたお城です。
かなり急な丘に建てられています。何度も増改築を繰り返し現在の形となり、ヒンドゥーとイスラムの混合様式で造られています。
一番印象的だったのが「鏡の間」です。壁一面が鏡装飾になっており、華やかな場所でした。
アグラ
アグラはインド北部のウッタル プラデシュ州にある都市で、同州最大の都市です。有名な「タージ・マハル」がある都市としても知られています。
タージ・マハル(世界遺産)
シャー・ジャハーンが、1631年に死去した愛妃の為、22年の歳月を費やし造られた愛のシンボル白大理石の世界一豪華な墓廟です。
南北に560m、東西に303mにもなる土地に建てられています。門をくぐってこの建物を見たときは、壮大な景観にしばらく見とれていました。
近づいてみると、とても綺麗な装飾が施されています。
アーグラ・フォート(世界遺産)
1565年から10年をかけ、ムガール帝国第3代皇帝のアクバル帝によって建てられた要塞です。
「赤い城」の名の由来となる赤砂岩造りの二重の城壁と門でできています。ここからタージ・マハルを眺めることが出来ます。
インドの様子
インドはヒンドゥー教徒が多く、ヒンドゥー教では、牛はシヴァ神の乗り物として崇められており、殺生は厳禁とされています。
インドでは牛が街中のいたるところにいると聞いていましたが、本当でした。
道のど真ん中を、牛が大群で歩いていました。
ここでも生活の一部に自然に牛がいました。
また街中では、露店を多く見かけました。暖かい場所だからか、フルーツを売る店が多かったです。
バナナもマンゴーも山盛りです。
ツアー初日に、バスが壊れました。バスに乗っていると異様に暑く、汗が流れでます。どうやらエアコンが壊れたようでした。
直しに来てもらい、なんとか復活しました。
現地のバスです。運転席の扉がありませんでした。このようなバスは多く見かけました。
インドは、人が多く混沌とした雰囲気と、世界遺産などの壮大な建造物が混ざり合い、パワーで溢れているイメージでした。
素晴らしい景色や建物に感動したり、パワフルな人々に毎日圧倒されました。
買った宝石
ツアー中に現地で占いをしてもらい、私にとって良い宝石はキャッツアイと教えてもらいました。
また、今回訪れた場所の1つジャイプールは、インドの宝石の都と呼ばれており、色々な宝石が売られていました。キャッツアイの産地でもありました。
海外ツアーでは、お土産物屋さんによる行程が入っていることが多いですが、今回は宝石店への土産物屋が入っていました。
せっかくインドまできたし、キャッツアイは日本ではなかなか買えないと言うことで、思い切って買うことにしました。
Silver &Art Palaceというお店です。
宝石の研磨職人さん宝石研磨の様子を見学します。見学のあとは、売り場に案内されました。
指輪やペンダントトップは、かなりゴテゴテの装飾だったので、石だけを購入しました。
日本円で約14000円でした。キャッツアイという名前の通り、猫の目のように輝いています。
証明書ももらえました。帰国後、百貨店のジュエリーリメイク展で加工をしてもらいました。
その際に石の鑑定をしてもらったところ、十数万円の価値があるとのことで、かなり良い宝石が買えたんだと嬉しくなりました。
また購入はしていませんが、別の店では大理石に宝石を埋め込んで作られた机が販売されていました。
インドでは、建造物の装飾や、装飾物を身につける習慣が昔からあるため、生活の中に宝石が溶け込んでいると思いました。
最後に
このインドの旅をきっかけに、海外旅行先で宝石を買うのも目的の1つになりました。
備忘録として、これまで購入した宝石のことを書いていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。