旅行の計画を立てる際に、どの旅行会社を選ぶべきか悩むことはありませんか?
特に、日本旅行とJTBは人気の高い旅行会社であり、どちらが自分にとって最適なのか気になりますよね。
この記事では、「日本旅行とJTBどっちが安い?サービスの違いも徹底解説!」というテーマで、両社の特徴や価格、サービスの違いについて詳しく解説します。
結論、日本旅行とJTBどっちが安いのかを下記にまとめました。
【国内】
- JRを利用したパッケージ旅行・・・日本旅行
- 飛行機を利用したパッケージ旅行・・・JTB
- 宿泊のみ・・・JTB
【海外】
- ツアー・・・JTB
総合的にはJTBが安く様々な商品を展開していますが、JTBと日本旅行の得意な分野が異なるので、うまく使い分けて安く予約しましょう!
ちなみに私は旅行業界に約20年ほど身を置いています。つねに旅行の動向やいろいろなサービスを仕事でもプライベートでも調べたり、利用したりしてきました。
その経験から、「日本旅行とJTBどっちが安い?サービスの違いも徹底解説!」というテーマで、両社の特徴や価格、サービスの違いについてをわかりやすくお伝えします。
これからの旅行計画に役立つ情報を提供しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
日本旅行とJTBの比較
日本旅行の特徴
日本旅行は、日本最初の旅行会社で、西日本旅客鉄道(JR西日本)の連結子会社。1905年に設立され、長い歴史を持つ企業として信頼と実績があります。
主なサービスはパッケージツアー、個人旅行、団体旅行の企画・販売で、特に国内旅行のツアープランが豊富です。
JRの前身、日本国有鉄道(国鉄)が指定席予約システムのMARS(マルス)を導入したとき、他の旅行会社に先駆けて日本旅行が積極的にMARSを導入・活用しました。
そのため現在でもJRとの結びつきが強く価格も優遇されているため、JRを利用したパッケージ商品がとても強いです。JRを利用したパッケージ旅行なら日本旅行の利用がおすすめ!
JTBの特徴
JTB(旧:日本交通公社)は、日本最大級の旅行会社で、国内外の旅行サービスを提供しています。1912年に設立され、豊富な経験と広範なネットワークを誇ります。
主なサービスにはパッケージツアー、航空券、宿泊予約、個人旅行のプランニングがあります。
JTBは特に契約施設数が多く、日本旅行で取り扱いがない宿泊施設でも、JTBなら契約がある場合もあります。
また、ANAやJALもJTBの株主となっており、航空のレートに強いことから、飛行機を利用する旅行ならJTBがおすすめです。
海外旅行では、ツアー数が豊富で海外ツアーのサポートが充実したJTBの方がおすすめです。
日本旅行とJTBの価格比較
今回は色々なパターンで日本旅行とJTBの価格比較をしました。
尚、国内、海外ともに調べる日によって価格が変動する変動型プランなので、参考価格としてご覧ください。
JRを利用する旅行の場合
先ほどご紹介したように、日本旅行とJTBでは得意な分野が異なります。
まずはJRを利用する旅行で比較してみました。
東京‐大阪間(ホテル近鉄ユニバーサルシティ2名1室)1人あたりの料金を比較しました。出発は9/19日、カジュアルルーム、早期申込プランで比較しています。
東京‐大阪間(ホテル近鉄ユニバーサルシティ2名1室)1人あたりの料金 | |
---|---|
日本旅行 | JTB |
37,300円 | 38,800円 |
比較をしてみると、日本旅行の方が1,500円安くなっていました。
これは1人分の料金になるので、2人分支払うとなると差額は3,000円。3,000円あればランチ代2人分くらいにはなりますね。
JRを利用する旅行の場合は、日本旅行で予約するのがおすすめです。
飛行機を利用する旅行の場合
今度は飛行機を利用する旅行で比較してみました。
羽田‐伊丹間(ホテルモントレ ラ・スール大阪2名1室)1人あたりの料金を比較しました。出発は9/19日、スタンダードツイン、食事なしプランで比較しています。
羽田-伊丹間(ホテルモントレ ラ・スール大阪2名1室)1人あたりの料金 | |
---|---|
日本旅行 | JTB |
31,900円 | 30,100円 |
比較をしてみると、JTBの方が1,800円安くなっています。
これは1人分の料金になるので、2人分支払うとなると差額は3,600円。かなり大きな金額差ですね。
飛行機を利用する際は、JTBでの予約がおすすめです。
宿泊のみを利用する場合
日本旅行とJTBとで宿泊プランも比較しました。
検索条件は、9/19日、静岡県で2名1室で泊まれるホテル・旅館です。
日本旅行の場合は、検索結果が156件でした。
同じ条件でJTBを調べてみると、検索結果は532件でした。
さらに、9/19日、静岡県の熱海ニューフジヤホテルのツイン、飲み放題付!和洋中バイキングで2人で泊まった場合の料金を比較しました。
日本旅行の場合は、大人1人11,000円×2名=22,000円のプランが最安値でした。
JTBの場合は、大人1人8,998円×2名=17,996円が最安値でした。
JTBの場合は同じホテルでも部屋タイプの種類も多く、格安の部屋タイプから高級な部屋タイプまだ幅広く取り扱っています。
宿泊のみを予約する場合は、JTBでの予約がおすすめです。
海外ツアーの場合
海外ツアーの個人旅行は、ダイナミックパッケージが主流となってきています。
ダイナミックパッケージとは何かというと、旅行者が航空やレンタカー、宿泊を自由に選んで組み合わせるパッケージツアーのこと。
往路と復路の航空券、そして宿泊施設を、予約時点で空きのあるものから自由に選んで組み合わせることができます。
また、ダイナミックパッケージは航空便や宿泊施設の空き状況をリアルタイムに反映し、組み合わせた販売価格を瞬時に表示させるので、常に最新のプラン内容・旅行代金が反映されるのも特徴です。
そんな海外は、ツアー数が豊富で海外ツアーのサポートが充実したJTBの方がおすすめ。
さらにJTBでは「ルックJTB RAKUなびサポート」で、現地出発前から現地スタッフが旅の疑問に答えてくれるサービスもありサポート体制も万全!
もちろん現地に着いてからも、現地スタッフのサポートを受けることが可能!
海外も料金を比較してみました。調べたのは人気の台湾。
9/19日出発、台湾(台北)3日間、東京出発(羽田)、2名1室の条件で検索しました。
日本旅行で一番安いツアーは、大人1人あたり69,900円、合計139,800円でした。(燃油込、空港諸税別)
JTBの一番安いツアーは、 大人1人あたり63,200円、合計126,400円でした。(燃油込、空港諸税別)
JTBが大人1人あたり6,700円と安く、合計で13,400円安くなりました。
かなりの価格差が出ましたね。 海外ツアーは、ツアー数が豊富で海外ツアーのサポートが充実したJTBがおすすめです!
日本旅行とJTBの違い
ここでは、日本旅行とJTBの違いを分かりやすく表にまとめてみました。
日本旅行 | JTB | |
---|---|---|
取扱商品 | ・国内ツアー ・ホテル・旅館・宿 ・国内添乗員同行ツアー ・遊び・レジャー・国内観光地プラン ・海外ツアー ・海外添乗員同行ツアー ・航空券+ホテル ・海外航空券 ・海外ホテル ・海外現地オプショナルツアー |
・国内ツアー ・ホテル・旅館・宿 ・国内添乗員同行ツアー ・遊び・レジャー・国内観光地プラン ・海外ツアー ・海外添乗員同行ツアー ・航空券+ホテル ・海外航空券 ・海外ホテル ・海外現地オプショナルツアー |
店舗数 | 約90店舗 | 約380店舗 |
契約施設数(国内) | 5,000軒 | 13,800軒以上 |
ポイント(貯まるポイント) | ・中部電力ミライズカテエネポイント ・楽天ポイント |
JTBトラベルポイント |
ポイント還元率 | ・中部電力ミライズカテエネポイント 1.5% ・楽天ポイント 1% |
1%(JTB旅カード決済の場合1.5%) |
取扱商品に大きな差はありません。
大きな違いは、店舗数や契約施設数に表れています。旅行事業全体としては、JTBの方が規模が大きく、契約施設数もJTBが倍以上になっています。
ポイント制度も異なっており、JTBは独自のポイント制度があります。旅行に行く度に、0.5~1%のJTBトラベルポイントがたまるのは日本旅行にはないサービス。
貯まったポイントは旅行の支払いに利用することが出来ます。
日本旅行には独自のポイント制度はありませんが、一部の条件に限り、提携している企業のポイント「中部電力ミライズカテエネポイント」もしくは「楽天ポイント」が貯まります。
日本旅行、JTBともに日本を代表する旅行会社。どっちの商品が安いのかに加えて、自分がよく利用するサービスがある場合は、それも考慮に入れて選ぶといいですね!
まとめ(日本旅行とJTBどっちが安い?サービスの違いも徹底解説!)
今回は、「日本旅行とJTBどっちが安い?サービスの違いも徹底解説!」というテーマで、両社の特徴や価格、サービスの違いについて詳しく解説してきました。
結論、日本旅行とJTBどっちが安いのかは下記の通り。
【国内】
- JRを利用したパッケージ旅行・・・日本旅行
- 飛行機を利用したパッケージ旅行・・・JTB
- 宿泊のみ・・・JTB
【海外】
- ツアー・・・JTB
総合的にはJTBが安く様々な商品を展開していますが、JTBと日本旅行の得意な分野が異なるので、うまく使い分けて安く予約しましょう!
ぜひ参考にして、自分に合ったプランで旅行を楽しんでくださいね!