世界各国の入国規制は解除されましたが、日本からの海外旅行者はまだまだ増えてきていません。
その大きな原因となっているのは、物価高と円安。
私も旅行業界にいますが、まだ海外旅行へ行く人の数は、まだまだ戻ってきていないなと感じています。
円安だけど、久しぶりに海外旅行に行きたいと思っていませんか?まだまだ海外は無理と思っている方が多いかもしれませんが、円安の今でも安心していけるおすすめの国はあります。
この記事では円安でも行ける海外旅行対策とおすすめ国についてお伝えします。
結論、円安でも行ける海外旅行の対策は下記の通りです。
- 物価が安い国を選ぶ
- 燃油サーチャージが不要な航空機が運航している国を選ぶ
- 日本から近い国を選ぶ
また、対策を考慮したうえで、円安でも行ける海外旅行のおすすめの国は下記の通り!
- ベトナム
- インドネシア
- カンボジア
- 台湾
- オーストラリア
ちなみに私は旅行業界に約20年ほど身を置いています。つねに旅行の動向やいろいろなサービスを仕事でもプライベートでも調べたり、利用したりしてきました。
また、海外旅行が好きでこれまでの渡航歴は50回以上。ツアー・個人手配含めて海外旅行を経験してきました。
その経験から、円安でも行ける海外旅行のおすすめ国をわかりやすくお伝えします。
この記事を読むことで、円安の時期にどの国に行けばいいかどうか分かるようになります。
円高と円安、海外旅行はどっちがおすすめ?
海外旅行へ行くのは、円高の時期がおすすめ。
文字通り、円の価値が高くなっているため、海外で使うお金を抑えることができます。
たとえば、私は超円高の時にグアムに行きましたが、その当時は1ドル80円。
5ドルの商品を買う場合、80×5=400円程度で買えました。ところが、1ドル150円になると、150×5=750円もかかってしまいます。
同じ5ドルでも、日本円に換算して考えると、かなり差がありますね。
円安での海外旅行対策とは
円安の時でも下記の対策で、損をせずに海外旅行へ行くことが出来ます。
- 物価が安い国を選ぶ
- 燃油サーチャージが不要な航空機が運航している国を選ぶ
- 日本から近い国を選ぶ
順に説明していきます!
1.物価が安い国を選ぶ
まず一番ねらい目は、物価が安い国です。超円安の中でも、もともと物価が安いので、日本の物価よりも高くなるケースはあまりありません。
日本から直行便が就航している東南アジアの国は物価も安くおすすめ。さらにLCCを使えば、航空券の代金も抑えることができます。
2.燃油サーチャージが不要な航空機が運航している国を選ぶ
次に案外穴場なのが、燃油サーチャージが不要な航空機。航空会社や利用する区間によって燃油サーチャージの料金は異なりますが、航空運賃と同じくらいの金額が加算されることも。
全ての航空会社が燃油サーチャージを徴収していると思っている方も多いかもしれませんが、燃油サーチャージがかからない航空会社もあるんです。
燃油サーチャージがかからない航空会社には、カンタス航空、カタール航空、シンガポール航空、ニュージーランド航空、ジェットスターなどがあります。
また、LCC(ローコストキャリア)などの格安航空会社では、「燃油サーチャージ不要」も多く、本体の航空運賃もリーズナブルなので、うまく使えばお得に海外旅行することができます。
3.日本から近い国を選ぶ
海外旅行の費用のうち、大きな割合を占める航空運賃。
旅行先を日本から距離的に近い国にすることで、航空運賃が安くなります。
日本から航空運賃を安くするとなると、やはり同じアジア圏にある国がおすすめです。
円安でも行ける海外旅行のおすすめの国5選!
それでは、円安でも行ける海外旅行のおすすめの国をご紹介していきます。円安でも行ける海外旅行おすすめの国は下記の通りです。
- ベトナム
- インドネシア
- カンボジア
- 台湾
- オーストラリア
1.ベトナム
ベトナムは日本の物価と比べるとかなり安く、リーズナブルに観光やグルメを楽しめる国です。
世界遺産やフランス統治時代の建築物など見どころも多くあります。
おすすめは、北部のハノイと南部のホーチミン。
ホーチミン(ベトナム)
南部の中心的な都市で、またベトナム最大の商業都市、ホーチミン。フライト時間は6時間。時差は2時間です。
ベトナム一活気のある街で、バイクや人があふれ、一日中賑やかで、アジアらしい喧噪、ベトナムのパワーをあちこちで感じられます。
フランス統治時代には、パリを思わせる建物が次々と建てられたため、ほかのアジアの大都市とはまったく違うヨーロッパの雰囲気も感じられます。
またホーチミンは雑貨天国!ドンコイ通り周辺では、おしゃれなベトナム雑貨店が多くあります。
疲れたら、甘いベトナムコーヒーで休憩がおすすめ。
ハノイ(ベトナム)
ベトナムの首都、ハノイ。フライト時間は5時間半。時差は2時間。ベトナムの政治・文化の中心地と呼ばれる都市です。
博物館や寺院、自然などが多く、観光地化されていない本来のベトナムの魅力に触れられます。
ホアンキエム湖や旧市街など観光をするにもとても魅力的な街です。また世界自然遺産ハロン湾へはハノイ発着ツアーが一般的。少し足をのばして訪れてみるものいいですね。
またベトナムと言えば東南アジアの中でも物価が安いので、ちょっと高級な料理にトライしてみるものおすすめ。フランス領だったハノイでは、美味しいフレンチ料理のお店がたくさんあります。
また、ベトナム版ビアホール(ビアホイ)に行ってみるもの面白いです。ビアホールというよりも大衆酒場に近いのですが、美味しい生ビールを飲むことができます。日本の生ビールと比べると、少し薄いのですが、ぐびぐびいけちゃいます。
ローカル感満載なので、現地の雰囲気をしたい方はぜひ行ってみてください!
2.インドネシア
インドネシアは日本の物価と比べるとかなり安く、リーズナブルに観光やグルメを楽しめる国です。
インドネシアは1万7千以上の島からなる島国。訪れる島によって、雰囲気が異なりますが、おすすめはアジアリゾートとしても有名なバリ島。
バリ島
「バリ島」はインドネシアの離島で、「インドネシア共和国」の「バリ州」にあたる地域です。フライト時間は7~8時間。時差は1時間です。
バリ島は、ビーチをはじめ、湖、渓谷、ライステラスなどのあふれる自然に恵まれ、平和と神秘に満ちた島として知られ、リゾート地としても人気です。
各所にパワースポットとされる寺院が点在しているので、寺院や遺跡を巡ったり、世界無形文化遺産に登録された「バリ舞踊」を楽しむこともできます。
エステを楽しむものいいですね。
またバリは雑貨天国!洗練されたバリ雑貨などショッピングを楽しむことができます。おすすめは、バリ島発祥のカゴ製品「アタ」。
インドネシアに自生するシダ科の植物、アタの茎の部分を使い、職人が丁寧につくっています。お土産にもぴったりです。
3.カンボジア
カンボジアは日本の物価と比べるとかなり安く、リーズナブルに観光やグルメを楽しめる国です。
カンボジアは東側にベトナム、北側はラオス、北西側はタイと国境を接しています。おすすめは、世界遺産アンコールワット遺跡群があるシェムリアップ。
シェムリアップ
シェムリアップはカンボジアの北西部にある都市で、世界遺産のアンコール遺跡群があることで有名。
フライト時間は約7時間。直行便が就航していない都市もあるので、乗り換えの場合は約8時間半ほどかかります。時差は2時間です。
シェムリアップは何といっても世界遺産のアンコール遺跡群で有名。
アンコールワット以外にもアンコール・トム、タ・プロームなど多くの有名な寺院や遺跡があるので、ぜひ色々な遺跡を楽しんでください。
また、シェムリアップは遺跡以外にも観光スポットがあります。特におすすめが、オールドマーケットとパブストリート!
オールドマーケットでは、雑貨や衣料品店がたくさんあり、ショッピングするのがとても楽しいです。
パブストリートは、レストランやカフェバー、お土産店に屋台バーが建ち並ぶ場所。シェムリアップ旅行者のほとんどが訪れる人気の観光エリアとなっていて、夜には派手なネオンのゲートが輝きはじめ活気が出てきます。
映画『トゥームレイダー』の撮影のときに、アンジョリーナ・ジョリーがよく通っていたバー「レッドピアノ」もありますよ。
4.台湾
台湾は、日本からのフライト時間は約3時間半~4時間と短く、日本からとても近い距離にあります。
また多くの格安航空会社が就航しているため、航空運賃もお手頃で購入することが出来ます。
おすすめは、観光にグルメ、マッサージなどが楽しめる台北。
台北
台湾最大の都市、台北。フライト時間は3時間半~4時間。時差は1時間です。
国立故宮博物院、龍山寺、台北101などの観光地やショッピングなども楽しめますが、台北の魅力は何といっても、グルメ!
屋台や夜市などのB級グルメから、小籠包、魯肉飯、かき氷など安くておいしいグルメを満喫することが出来ます。
マンゴーかき氷は外せない!
台北から少し足をのばして、『千と千尋の神隠し』の舞台とも言われる九份にも行きやすく、台北と郊外観光の組み合わせも可能です。
5.オーストラリア
オーストラリアには、燃油サーチャージのかからない航空会社、ジェットスター・カンタス航空などがあります。
特にジェットスターはLCCで燃油サーチャージも不要なので、おすすめです。ジェットスターを使うことで航空運賃を安く抑えることが出来ます。
現地の物価に関しては、日本よりも2倍ほど。決して安くはありませんが、アメリカやヨーロッパへの旅行と比べると比較的コスパよく旅行することが出来ます。
おすすめは、ケアンズ。
ケアンズ
オーストラリア東海岸に位置するケアンズ。フライト時間は約7時間半。時差は1時間。
日本から一番近いオーストラリアの都市となっています。ほかの国に比べて時差が無いので、体の負担も少ないのがメリットです。
訪れたいのは、ケアンズ屈指の自然が堪能できる世界遺産「グレートバリアリーフ」と「クイーンズランド湿潤熱帯地域」。
ケアンズでは、1都市の滞在で海と山の絶景を満喫することができます。
夜になったら、ビーチ・パームコーヴで。ゆっくりリゾート雰囲気を味わいたい人にはとっておきのエリアです!!
散歩をしたり、おしゃれなレストランで食事をするのもおすすめです。
まとめ(円安でも行ける海外旅行のおすすめ国はある?)
今回は、円安でも行ける海外旅行のおすすめ国についてお伝えしてきました。
結論、円安でも行ける海外旅行の対策は下記の通りです。
- 物価が安い国を選ぶ
- 燃油サーチャージが不要な航空機が運航している国を選ぶ
- 日本から近い国を選ぶ
また、対策を考慮したうえで、円安でも行ける海外旅行のおすすめの国は下記の通り!
- ベトナム
- インドネシア
- カンボジア
- 台湾
- オーストラリア
円安の中でも、是非お得に海外旅行を楽しんでくださいね!